30年以上にわたり町田・相模原エリアで演奏活動をしてきたサックス奏者 安田昇司をリーダーとするソウルドレッシングがついにアルバムを発表。
1975〜80年はクロスオーバー(現在のフュージョン)の名盤が沢山発表された時代でした。高校生だった僕は郵便配達のアルバイト代の全てをつぎ込み、ジェフ・ベックの「ブロウ・バイ・ブロー」(邦題は「ギター殺人者の凱旋」という凄いタイトルでした)やEW&Fの「太陽神」、FMラジオで流れた心地よいサウンドのスタッフ。究極のスティービー・ワンダー「キー・オブ・ライフ」。国内では荒井由美、高中正義、上田正樹とサウス・トゥー・サウス、そして衝撃の渡辺貞夫の「マイ・ディア・ライフ」(この影響でサックスを始めました) など片端からレコードを買いあさり聞きまくっていました。就職するとサックスをやっていたということもあり先輩方のR&Bのバンドに誘われバンド活動の日々が始まりました。1950年代マイルス・デイビスがシャンソンの「枯葉」を取り上げたり、多くのジャズメンがミュージカルなどポピュラーミュージックの曲を演奏しジャズ・スタンダードと呼ばれるようになっていきましたが、自分にとってのスタンダードとは何なのかと考えたところ、それは高校生の頃に聞いていた1970年代の名曲の数々でした。1960年代はマイルス・デイビスやジョン・コルトレーンなど革新的なジャズの裏で、ソウル・ミュージックやR&Bの影響を受け、8ビートや16ビートを取り入れたジャズが、たくさん作られた時代でもありました。これがクロスオーバー(フュージョン)の原点ソウルジャズです。
青春時代をワクワクさせてくれた名曲にソウルドレッシングを和えてお楽しみ頂きたくあえて全曲をカバーといたしました。
安田昇司
【SOUL JAZZ】 2018年8月2日発売 VGDOPL0018 | |
01. What's Going On | 05. Put it where you want it |
02. My Mama Told Me So | 06. My Cherie Amour |
03. Knocks me off my feet | 07. Hard Times |
04. Sunny |